大豆ミートは、TVなどでもよく取り上げられて今注目度急上昇中のダイエットフードです。
大豆100%の食品ですし、納豆や豆腐の原材料でなので『カラダに良さそう』なのはなんとなくわかりますよね・
でも、『何がそんなに凄い食材なのか?』までは、あまり知られていません。
そこでここでは、大豆ミートのことや『おから』との違い、ダイエットにおすすめの理由などを、メリット・デメリットの両面からまとめました。
で、この記事を読み終えたら、きっとあなたは今スグ大豆ミートを買いたくなっちゃうかも。
それくらい、大豆ミートはダイエットに不可欠な「高タンパク・脂肪ゼロ」のおすすめ食材だったんです。
もくじ
大豆ミートとは?
ちょっと見た目は『何かのウ○○』って感じにも見えますが、大豆ミートは、
- 大豆からタンパク質を取り出し繊維状にして加工した100%大豆食品
大豆を大豆ミートに加工する段階で、大豆の油分(脂肪)を圧搾し、過熱加圧・高温乾燥して作られる食品です。
このため、
- 大豆ミートに含まれる脂質の量はとても少ない
のが特徴です。
生の大豆よりも脂質が少ないというのがポイントです。
それでいて、食材として加工していくと見た目は「お肉」そっくりになり、食感や食べ応えもお肉とほとんど変わらないとされているのです。
おからとは?
『おから』は、大豆から豆腐を製造する過程で、豆乳を絞った際に残るモノです。
決して重宝されることなく、むしろ捨てられることが多く、『大豆のカス』といわれることも。
また『おから』は品質の劣化も早く、日持ちもよくありません。
なので、今でも食品としての需要はとても低く、お豆腐屋さんでも無料に近い値段で売られたり、家畜の飼料くらいにしか使われていません。
でも、上手に料理して、たとえば『卯の花』とかにすると、立派なお惣菜として美味しくいただくことができます。
大豆ミートとおからの違い
このように『おから』と『大豆ミート』では
- 大豆の油分(脂肪)を含んでいるかどうか?
という点や、乾燥しているか?といった違いがあります。
ですが、どちらも大豆100%食品ですから、もともと含まれる栄養素等に大きな違いはありません。
大豆ミートのメリット
ただし、『大豆ミート』は『おから』と同じ大豆100%食品でありながらもほぼ脂肪ゼロですから、栄養価がとても高いわりには低カロリー食品だということ。
納豆や豆腐と同等の成分を持つ高タンパク質でありながら低脂肪なのですから、ダイエットには最適の食材です。
そんな大豆ミートは、ダイエットにおすすめの理由が次のように10個もあるんです。
1.大豆ミートは低カロリー
大豆ミートのカロリーは普通のお肉と比べると、1/2~1/4程度です。
牛肩ロース肉が100g当たり411kcalなのに対して、大豆ミートは約1/4の108kcalですから、ダイエットには最適の低カロリー食材です。
2.大豆ミートは低脂肪
大豆ミートの脂肪は牛肩ロース肉の1/50。
それでいて動物性脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」は一切含まれていません。
大豆100%だけあって超ヘルシーなのです。
3.大豆ミートは高タンパク
大豆ミートは、お肉の1.5倍のタンパク質が含まれています。
いわゆるソイプロテインパウダーなどは大豆100%ですから、大豆ミートはダイエットに不可欠な高タンパク食材です。
4.大豆ミートはノンコレステロール
大豆ミートには「生活習慣病の原因」と言われるコレステロールが含まれていません。
更にはコレステロールの吸収を抑えて代謝を促す大豆サポニンが、食事から摂った余分なコレステロールを体外に排出して正常値に近づける効果を発揮してくれます。
5.大豆ミートは食物繊維が豊富
大豆ミートは100gあたりキャベツ約3個分の食物繊維です。
一緒に食べたものの脂肪の吸収を防ぎ、排出を促すことで便秘の予防や解消につながり、腸内環境を整えてくれます。
6.大豆ミートは大豆イソフラボンが豊富
大豆ミートは、おからの約5倍の大豆イソフラボンを含んでいます。
大豆イソフラボンは、血流の促進やメラニン抑制作用により、肌荒れ・冷え性・アンチエイジングなどに加え、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きで、バストアップや女性ホルモンのバランスを保ったり、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
7.大豆ミートは様々なビタミン・ミネラルを持つ
そもそも大豆は、三大栄養素のタンパク質・脂質・炭水化物をバランスよく含むほか、カルシウム・鉄分・マグネシウム・亜鉛・マンガン・銅など体内で必要となる様々な成分が含まれています。
更にはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンKに加え、抗酸化物質として知られるビタミンEが含まれているので、エイジングケアもできます。
8.大豆ミートはグルテンフリー
大豆ミートには小麦グルテンが含まれていませんから、料理過程で小麦を使わなければグルテンアレルギーでも食べられます。
9.大豆ミートは長期保有できる
大豆ミートは常温で約1年間保存ができます。
また食材として加工したあとも、冷めても美味しく痛みづらいのが特徴です。
10.地球環境に優しい
家畜は育てるための飼料や水、そして動物ですからCO2も排出します。
たとえば、牛肉1kgを作るためには
- 15,415リットルの水
- 飼料などは10kg(大豆に換算)
が必要となりますが、大豆1kgはその10分の1以下の水で作ることができます。
ですから、大豆ミートは家畜の肉を食べるのに比べて、水源の確保や炭素の減少に繋がるという恩恵を期待出来ます。
大豆ミートのデメリット
大豆ミートは植物である大豆100%の食材ですから、デメリットはほとんどありません。
ですが、
- 農薬問題の危険性
- 遺伝子組み換え作物の場合の危険性
- 国産大豆の自給率は7%と低い(平成27年度)
というデメリットはあります。
ちなみに、
- 平成29年度の国内の大豆需要量は約357万トンで、うち国産大豆は約25万トン
となっています。
大豆ミートの使い方
市販されている大豆ミートは乾燥した状態ですから、次の2つの工程で食材としていきます。
1.湯戻し
お鍋にたっぷりの湯を沸かし、大豆ミートを入れ弱火で5分ほど茹でます。(乾燥状態から約3倍に量が増えます。)
2.水で洗う
大豆ミートをザルにあげ、ボールの中で丁寧に水洗いをし、ギュッと絞って水切り。
これを水を変えて数回繰り返すと、大豆の香りは抜けていきます。
あとは通常の料理と同じように、下味を付け5分以上馴染ませてから料理の素材として使うだけです。
【まとめ】大豆ミートはダイエットに最適な食材!
このように見ていくと
- 大豆ミートはダイエットに最適な食材でメリットしかない!
であると言えるでしょう。
あとはあなたの、お料理の腕次第。
大豆ミートを上手に料理し肉おかずにしてボリュームを増やせば、炭水化物である白米を食べる量も減りますから、特にお米大好きな人のダイエット(←わたし)向きかもしれません。