専門家によると
激しい運動や厳しい食事制限をしなくても
ゴロゴロしているだけで痩せる!?📈
そんな夢のようなウワサの真相を検証🔎エクササイズポールの効果って実際どうなのか⁉️#それって実際どうなの課#餅田コシヒカリ pic.twitter.com/YNBePVa4Hw
— それって!?実際どうなの課【公式】 (@jissaidounanoka) February 28, 2024
「それって!?実際どうなの課」(日本テレビ系列全国放送中京テレビ制作)は、SNSが盛んになる中で、人々が気になる話題を実際に試してみるドキュメンタリースタイルのバラエティ番組です。
そして、先日2月28日(水)午後11時59分よりぽっちゃり系芸人の餅田コシヒカリ(別名:駆け抜けて軽トラ)が、「エクササイズポールだけでダイエットが可能か」について3日間の厳しいチャレンジを行いました。
餅田コシヒカリさんのスタート時の体サイズは、ウエスト112cm、上腹部102.5cm、下腹部127.5cm、二の腕45.5cm、体重は101.2kg。
そして、エクササイズポールを活用し続けた3日後、ウエストは103.5cm、上腹部は97cm、下腹部は123cm、二の腕は42cm、体重は99.6kgになりました。
餅田さんはエクササイズポールに乗って単に寝転がっているだけで、「これは驚き! 筋肉トレーニングをしていないのに」と大変喜んでいました。
彼女はこの期間、1日に2500kcalの食事を取り、特別な運動は行っていませんでした。
それにもかかわらず、1日に5時間以上エクササイズポールを使用してリラックスしながらストレッチを継続し、3日で体重を-1.6kg減らすことに成功しました。
ウエストは-8.5cm、上腹部は-5.5cm、下腹部は-4.5cm、二の腕は-3.5cmです。
この実験結果に基づき、「乗るだけダイエット!世界一やせる体幹エクササイズボールBOOK」(宝島社出版:2018年)を監修したアスカ鍼灸治療院の福辻鋭記院長は、
「内臓が持ち上がり、それが代謝の向上と便通の改善につながったと考えられます」
とその効果を分析していました。
もくじ
エクササイズポールでダイエットはできる?
ここでいうエクササイズポールとは、いわゆるストレッチポールのこと。
『ストレッチポール』は登録商標なので、上記テレビではエクササイズポールを利用したダイエットを提唱しているアスカ鍼灸治療院の福辻鋭記院長を取り上げたのでしょう。
とはいえ、テレビ番組の影響もあってか、「ストレッチポールを使った痩せる方法が知りたい」と思っている人が増えています。
しかし、結論としては、ストレッチポールに横になって行う活動だけでは、必要なほどのカロリー消費を促すことが難しく、ダイエットに直接的な効果は望めないでしょう。
ストレッチポールの公式サイト情報にも、「ストレッチポールを使用した直接のダイエット効果は期待できない」との記載があります。
というのも、単にポールの上で横になるだけでは、大きな脂肪燃焼効果は見込めないからです。
ですが、ストレッチポールを利用して体を整えることで、より効果的な姿勢で運動を行い、間接的にダイエット効果を期待することは可能です。
ダイエットにおいて最も重要なのは、やはり食事管理の有無です。
ストレッチポールを使用して体を整え、運動効果を高めても、食事量が増えてしまってはその努力も水の泡ですからね。
ただ、ストレッチポールを使用した筋トレで、確かにカロリー消費を増やすことはできるようです。
たとえば、餅田コシヒカリさんがテレビで実践したように、1日5時間以上ポールで過ごしたりすることで、ストレッチが筋肉トレーニングの一助となる可能性は大。
つまり、脂肪を減らすか否かは1日の総カロリー収支にかかっており、消費カロリーが摂取カロリーよりも多ければ、脂肪を減らすことはできるということ。
ダイエットを成功させるには、運動だけでなく食生活の見直しが重要です。
特にダイエット初心者は、まず食事内容に注意を払うことがスタート地点となります。
ストレッチポールによるウォーミングアップとアンチエイジングへの効果
ストレッチポールは、筋肉や関節の柔軟性向上だけではなく、その独特の形状を活用したウォーミングアップや年齢に関わらず必要なバランストレーニングにも役立ちます。
突然の激しいトレーニングは、ダイエットやボディメイクのための運動においては効果的ではありません。
ここでストレッチポールの利用がもたらす3つの主な効果を紹介します。
①体幹の安定性向上
②柔軟性が向上する
③自律神経のバランスが整う
①体幹の安定性向上
ストレッチポールの円柱形状は、体幹の安定性を高めるトレーニングに変身します。
体幹の安定性を向上させることは、筋トレの効率を上げる上で非常に重要です。
バランスの良い状態、つまり余計な筋肉の緊張が少ない状態で運動を行うことで、目的の筋肉群を効果的に鍛えることが可能になります。
また、無駄な動きを減らすことで疲れにくく、持続可能な身体を作ることができます。
②柔軟性が向上する
多くの人がストレッチポールを知るきっかけは、「肩こりや腰痛の改善」です。
日々の生活での姿勢の乱れは、筋肉の緊張を引き起こし、結果として身体の硬直や関節への負担を増やしてしまいます。
ストレッチポールを使用して柔軟性を高めることで、身体の歪みを整え、肩こりや腰痛のリスクを軽減することができます。
特にデスクワークが多い方や、同じ姿勢を取りがちな方にとって、ストレッチポールは必需品と言えます。
③自律神経のバランスが整う
自律神経は、私たちの身体を支える隠れたサポーターです。
心臓や消化器系、ホルモンバランスなど、生命維持に必要な機能をコントロールしています。
背骨の周りには自律神経が集中しており、背骨の動きと自律神経の健康は深く関連しています。
健康的な生活を送るためには、背骨の柔軟性を保つことが重要です。
この点で、ストレッチポールを利用したバランストレーニングが大きな役割を果たします。
バランス能力向上の重要性とは?
まず、バランス能力とは何かについて明確にしましょう。
バランス能力とは、「空間認識能力や移動中の体の姿勢を保ち、崩れた姿勢をすぐに修正する能力」を指します。これはスポーツのみならず、日々の生活においても不可欠な能力です。
バランス能力が低下する主な原因は以下の二点です。
①年齢に伴う生理的変化
②四肢の筋力影響
これらについて詳しく見ていきましょう。
①年齢に伴う生理的変化
加齢による身体の変化は避けられないものですが、その進行速度や変化の方向を変えることは可能です。
使用すればするほど活性化する人間の身体の機能は、バランス能力においても例外ではありません。
バランス能力に影響を与える要素としては、平衡感覚機能(姿勢維持や調整を司る神経系の機能)、運動機能(関節の可動性、筋力、素早さなど)、感覚機能(視覚、聴覚、触覚等)があり、これらはすべてバランス能力に直接関わっています。
②四肢の筋力影響
幼少期に遡って考えることはできませんが、発達の観点から見ると、乳幼児期の体は限られた筋肉量で最大限の動作を可能にしています。
筋肉が少ないからこそ、体幹を中心にした運動能力が育ち、人間特有の動きができるようになります。
しかし、歳を重ねると共に筋肉は発達していきます。
これは自然な過程ですが、運動不足が続くと全身の筋肉が衰え、バランスを取る機会も自然と減少していきます。
とはいえ、日常生活では手足の筋肉を頻繁に使うことが多いです。
例えば、パソコン作業やスマートフォンの操作など、日常的に手足を動かす行為は多々あります。
このように、衰えない四肢の筋肉に頼ることになり、結果としてバランス能力が低下するのです。
初めは難しいかもしれませんが、ストレッチポールを活用して体幹部の筋力を中心にバランス能力を高めることができます。
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まとめ
ストレッチポールを使用した自己管理は、適切に実施すれば、一般の方からプロのスポーツ選手まで幅広い層がその効果を実感することができます。
約1万円で購入可能なものもあり、健康な体を維持するために投資する価値は大いにあります!
腰痛や肩こりなどで整体院や病院を訪れることが多い方にとって、自己管理の方法としてストレッチポールを取り入れるのはアリだと思います。
ですが、私は、オリジナルのダイエット方法で夫婦で痩せることができました。